うっかりを防ごう 環境チェックは念入りに

家探しをする時、大抵はいくつかの希望エリアを挙げ、アパートやマンション、戸建などの形態と合わせて絞り込んでいきます。家族の通勤や通学は毎日のことですから、必然的に公共交通機関のアクセスは最優先され、それだけでも希望エリアは半自動的に制限されてくるでしょう。選択したエリアにアパート群が多ければアパートの、また戸建ての多い住宅街であれば必然的に戸建ての可能性が高まってきます。どうしても一戸建てに住むのが夢であったり、生活パターンからしてマンションの利便性は外せないなどというような場合はともかく、形態にばかり注目すると価格や家賃、築年数などその他の項目がより限定的となってしまいます。いくつかの候補が挙がったら、物件自体のチェックと同時に周辺がどのような環境なのかも確認しましょう。よほどのことがない限り、実際に物件がある場所まで行ってみるのは当然ですが、例えば週末の午後など自分が行ける曜日や時間帯に見学したからといって安心するのはまだ早いと思うぐらいが無難です。

学校の近くであれば平日の朝晩とは全く違った様子かもしれませんし、車の行き来など交通量も意外とわからないものです。また、1日を通して陽のあたり具合なども後々の生活にかかわってくるコンディションのひとつです。住むかどうかわからない段階ではやや躊躇しますが、思いきって近所の人に住み心地を聞いてみるのもひとつです。同じマンションや戸建ての隣近所に住まう人の声は個人差があるとはいえ、家探しの参考になるはずです。